
MANHASSET マンハセット
アメリカのメーカー。コンサートホールやレコーディングスタジオでよく使われている、音楽家御用達の据え置きタイプの譜面台です。マンハセットの譜面台の特徴は、なんといっても調整ネジが一切ないこと。高さも、角度も、片手で調整でき、手を離した場所で固定されます。ガタガタすることなく、スーと気持ちよく動くのでストレスフリーです。安定性も抜群です。
オーケストラモデルM50C


背の低いショートバージョンです。椅子に座って演奏する人用です。高さは上げ下げで調整できるので、子供~女性~男性まで、全ての方に適していると思います。首の角度も片手で自在に調整できます。

オーケストラモデルは筆記具用の棚付きタイプ。オーケストラ奏者用に開発されたもので、下のラック部分にチューナーや松脂など小物が置けます。棚のない定番モデルもありますが、付いているタイプが断然おすすめです。大判なので見開きの譜面が余裕で置けますし、板がしっかりしていて揺れないので、譜面への書き込みもストレスフリーです。
マンハセットにはいくつか種類がありますが、二胡の場合は椅子の高さにちょうどいいショートバージョンをおすすめします。折りたたみ式の軽い譜面台ではありませんので、徒歩や電車での持ち運びは難しいですが、車でしたら無理なく運搬できます。譜面部分を(後ろ側に折り倒して)真下に向けることができますので、多少コンパクトになります。

ライブの時に、マイクやチューナー、スマホなどを乗せる小物置き場としても重宝します。風や衣装の引っ掛けで倒れることはありませんし、首がしっかりしているので、例えばクリップ式の譜面ライトを上につけてもひっくり返りません。
ディレクターモデルM49


譜面を入れるスペースが、背後についているダブルデスク。指揮者用のモデルです。見ての通りの広々スペースで、横並びでA4サイズが入ります。譜面がそこそこ入りますから、わざわざ別の部屋に取りに行ったり、脇に用意しておく手間もなくなります。ぱっぱと入れ替えができるのと、その際に譜面台がひっくり返ることもないので、とても快適、ストレスフリーです。空間もスッキリしますね。想像以上に使い勝手がいいです。

ただ、ディレクターモデルにはショートバージョンがありません。一番低くしてもこの高さ(画像)です。立っている人用(指揮者・立奏者)なので仕方ないですが、譜面ラックが背後についている恩恵の方が遥かに上回るので私はひじょうに気に入っています。この高さでも譜面は十分読めますし、座りながら手を伸ばして譜面の入れ替えもできますので問題ありません。
アクセサリーボックス/別売り


別売りの小物ラックです。見ての通りで色々入ります。私は、松やに・チューナー・小型ハサミ・筆記具・スマホ・リモコンなどを置いています。ドリンクホルダー部分は意外と巨大で、小ペットボトルサイズのコーヒータンブラーがすっぽり入ります。
小物類は何でも入る大きさなので、全てをここに入れてしまえばサイドテーブルは完全に要らなくなります。しっかりと固定されているので、飲み物が重くても下にずり落ちませんし、自在に向きを替えることができます。

残念なのは、小物ラックの位置が固定されていて上下できないので(ラックの重さで下にズリ落ちないように)、譜面の位置を一番低くした場合は、つっかえてしまって手前から飲み物を引き出せません。画像はラックを後ろに回した状態ですが、このようにして背後からドリンクを取ります。
それでも使い心地は悪くありません。飲み物を倒して大惨事になることもありませんし、小物類全てが収納できるのは便利です。これは買っておいて良かったと思うグッズでした。※譜面台の高さを上げれば、手前にラックがきた状態で飲み物を引き出せます。
フロア・プロテクターM1700

(足キャップ)/別売り

フローリングを傷つけないための足キャップが別売りされています。すっぽりハマる樹脂製です。じゅうたん敷のお部屋でしたら不要だと思いますが、素足でつっかかって怪我することもありませんし、敷物の上をスムーズに動かせますので、私はおすすめします。

レコーディングルームで見るたびに、いいな~、と思っていましたが、購入してみると想像以上に使い心地がいいです。お値段は少々しますが、効率は上がりますし、どっしりした譜面台が目の前にあると落ち着けます。なにより演奏が楽しくなりますよ。
皆さまの二胡ライフがもっと楽しくなりますように♪