二胡の上達法~メモ!書き込み!

二胡コラム

指導者のポイントを、楽譜にメモしてください。

「楽譜は白い方が曲のイメージが広がるんです」とか「書き込みしない主義なんです」とか「書き込みすると、かえって記憶しなくなるんです」とか、「書き込みすると、どこ見ていいのか分からなくなるんです」とか、そういう学生みたいなことは言わずに、演奏のためのポイントは書き込んでください。

なぜなら、
忘れるからです!


なぜなら、
若くないからです!

なぜなら、
大人は、段取りが毎日山のよう!にあって、なんなら分刻みであって、脳内はその日こなさなければならない事だらけで、なんなら自分以外の人の予定も面倒みなければならず、子供みたいに勉強が仕事です~なんて言える立場なわけがなく、生活しなければならないし、小さくても大きくても社会的責任はあるし、夜眠る最後まで、明日のパンあったかしらとか、おいおい明日ゴミの日だったよとか、あぁ仕事のメールし忘れてたとか、何時の電車に乗れば間に合うんだっけ?とか、、、(ぜえぜえ)
段取りだらけの脳内パズル状態で、そんなことをしている間に、記憶は彼方に行ってしまって、海馬から呼び戻す術を失ってしまうからです

レッスン中の書き込みは、先生のアドバイスを急いでメモしようとして、なぐり書きになりがちです。老眼が進んでいる方は、文字が巨大になるでしょうから、いわんやです。
それでもいいです!からメモしてください。
忘れますから!レッスンがなかったかのように消えてしまいますから!
そうしているうちに我流のクセが固定してしまいます。こわいですよね。

参考までに、こういう段取りも良いと思います。

:新しい楽譜をもらったら、楽譜がきれいなうちにコピーをとっておく。

:先生からのポイント、自分の演奏上の注意メモは、とにかく書く。楽譜はぐちゃぐちゃになってもいいので、先生の言葉は拾う。拾いまくる。書いて、確認して、覚える。
そうでない方もいらっしゃいますが、後でメモを読み返した時に、記憶の取りこぼしが多い自分に気づきます。「ああ、自分の記憶こそあてにならない」というやつです。先生のアドバイスは、その時は理解できなくても、後で納得することもあります。未来の自分のためにも、メモしておくのです。

:おさらいの際に、楽譜を更新する。→ 要らない情報は捨て、必要な情報を、コピーしておいた楽譜に見やすく整理して書き込む。(楽譜を書き換えなくても良い人は、3はなし)

書き込みは、視覚的に分かりやすいように、できるものは記号化する。自分にしか分からないオリジナルの記号も良し。

先生のアドバイスは言葉で書き留めておく。レッスンの記憶を呼び覚ます(脳の)きかっけになります。


私自身、20年前の楽譜をみて、当時の先生の言葉を蘇らせることがあります。音の強弱やフレーズの取り方のメモも大切ですが、言葉は強いですね。指導を受けていた時の記憶のかけらが、脳内の奥深くに残っていて、それがメモの言葉を伝って戻ってくるんですよ。感動します。
そういう瞬間も音楽の喜びですね。


皆さんの二胡ライフがもっと楽しくなりますように♪

翠月淳
JUN MIZUKI