行き詰った時。
前回は「真似てみる」をご紹介しましたが、今回は「どんぐり作戦」。
何を弾いても、何度弾いても、どれもこれも同じに聴こえて解決策が分からなくなってしまう。だからこそ弾いた方がいいと思うのに、変わり映えしないことに飽きてきて、そんな自分にも嫌になってしまう。
長く楽器とお付き合いしていると、こういう状況はどなたにもやってくると思います。
そういう時に思い出していただきたいのが、どんぐりの背比べ作戦です。
画家の千住博さんがテレビでおっしゃっていたと思うのですが、うろ覚えなので間違っていたらごめんなさい。
※「どんぐり~」とはおっしゃってないです。
「どんなに上手くいかない時でも描き続ける。
(どれもこれも代わり映えしない出来に絶望しても)それらすべてには順位がつく。10枚描いたら1から10まで順位がつく。(変化と進展が常にあるのだから)ここに無駄はない。」
スランプの時にどうしているか、という問いに対しての答えだったと思います。
演奏も同じだな、と思ったんです。
行き詰ってモチベーションが上がらない時に思い出して下さいね。
同じような演奏しかできなくても、10回弾けば、1位から10位まで順位がつく。確かにそうですよね。20回でも、50回でも、弾いた分だけ、それらには差があるんです。同じ場所にいる、という事は決してないんです。
この視点を活かせば、するっとスランプ意識が外れるかもしれません。
感情を事実に変えること。
ここが大切。
頭の中がクリアに整理されてきますね。
もちろん順位はつけなくていいと思うんですよ。そういう気持ちで弾くということです。
気分に飲み込まれそうになった時は、現実が明快に!助けてくれます。
変わり映えしなくても、同じ場にはいません。
無意味はないですね。
皆さんの二胡ライフがもっと楽しくなりますように♪
ちょっとしたことで弾きやすくなるアドバイスです。
興味があればご覧下さい。